あの日から5年 2016-03-13
日曜日担当のマーケティング事業部 尾形です。
一昨日の3月11日は東日本大震災の発生から5年となる日でありました。
死者、行方不明者、関連死は2万1千人を超え、
5年経った現在でも約17万4千人の方々が住み慣れた街を離れねばならなかったり、
プレハブの仮設住宅で不便な避難生活を送られている現状が、
様々なメディアで取り上げておりました。
主な被災地である岩手、宮城、福島3県の他各地でも追悼式が開かれ、
犠牲になった方々への鎮魂の祈りに包まれた日となりました。
愛する人を亡くされた遺族の方々のコメントやインタビューが紹介されておりましたが
多くの方が「震災のあった日から時間は止まったままです。」
と決して癒されることの無い深い悲しみに私も胸が痛くなりました。
3月10日にNHKスペシャルで『風の電話』というドキュメンタリー番組が放送されており、
家族で見たのですが津波で大きな被害が出た岩手県大槌町の海を見下ろす高台に、
線の繋がっていない黒電話と1冊のノートが置いてある不思議な佇まいの電話ボックスがあり、
亡くなった家族や友人ともう一度話がしたいという方が今まで延べ1万人以上訪れているそうです・・・
線の繋がっていない電話ボックスに・・・
訪れた何組かの方がエピソードを交えて紹介されておりましたが、
未だに行方不明の父と話そうとやってきた母親と3人の子供達・・
本当は父親が大好きだったのに思春期でツレなくしていた娘さんなど・・・
あまりにも突然の別れを受け入れられない心情にとても心を揺さぶられました。
私の父が宮城県気仙沼市の出身であり、現在も親戚が多く暮らしております。
親戚の中には亡くなった方はおりませんでしたが、
皆さんもご存知の通り気仙沼市は大津波によって壊滅的な被害を受けました。
まだまだ仕事も日常生活も大変だと聞いております。
一日も早い復興と犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
掲載日:2016年03月13日