4歩目に左足 2016-06-15
水曜日担当 工事部の川村です。
先週も、スポーツの記録の話をしましたが、今日もちょっと関連したことを。
スポーツ選手のルーティン(決められた一連の動き)は、よく聞く話。
しかし、コーチにも、ルーティン化していることがあると。
先日、2度のオリンピック出場、日本最多のメダリストである体操の内村航平選手に関わる、
3人のキーパーソンを紹介する番組をちょっと見た。
そのうちの一人が、コーチの森泉さん。最初、「モデルの森泉さんと同じかい?」
と思ったら、森泉コーチは、苗字でした(笑)
で、コーチの仕事は、選手の演技をサポートすることも含まれているらしく、
鉄棒の時、後ろから腰のあたりに手を添えて、ひょいっ!と持ち上げる感じで、
鉄棒にぶら下がる体制にするのも、その一つ。
言われてみれば、垂直跳びのように、自力で飛んでぶら下がる選手は、見たことない。
で、ここで、コーチのルーティンが!
マットの端から内村選手がまっすぐ歩いて、鉄棒の下まで来る時に、
鉄棒下のマット横で、待機している森泉コーチは、
なんと、内村選手の4歩目と同時に、自身の左足を出して後ろに、すっ!とポジショニング。
そして、内村選手の腰に手を添え、ひょいっ!と。
「これは、内村選手本人も知らないと思います。」と、言っていましたが、
自分では、必ず、この4歩目で左足を実践していると。
選手とコーチの関係が、安心して演技が出来、記録に結びつくという。
すごい話だと、思いました。
もう一人のキーパーソンである父親の、
オリンピックに何度も出場する息子について、「慣れてしまった。」という父親も、すごい話ですが。
掲載日:2016年06月15日